伏木海陸運送が8月13日に発表した2009年6月期決算は、売上高102億5600万円(前年同期比13.2%減)、営業利益3億4100万円(67.5%減)、経常利益3億200万円(62.3%減)、当期利益2億900万円6.1%減)となった。
主力の港湾貨物の取扱いが大幅に減少し、取扱量は809万7000トン(12.4%減)となった。
港運事業の売上は、荷動きの低迷により59億2900万円(16.2%減)、営業利益6億4700万円(51.8%減)。取扱量は425万トンで前期比94万5000トン(18.2%減)となった。
通運事業の売上は、昨年9月末で大手製紙工場が閉鎖したことにより、JRコンテナの取扱いが大きく減少し、3億3200万円(48.3%減)、営業損失は1億1500万円。取扱量は4万6000トン(64.1%減)。
倉庫業の売上は、利用効率向上により3億3700万円(5.3%増)、営業利益は4500万円(69.5%増)で、取扱量は56万5000トン(13.5%減)となった。
貨物自動車運送業の売上は、工場稼働率の低下によりウッドチップ、石炭等の輸送量が減少し、23億
6600万円(5.9%減)、営業利益4700万円(41.9%減)で、取扱量は323万4000トン(0.9%減)。
ローリー運送事業の売上は、企業の生産活動の低下に伴う軽油・重油の出荷量の落ち込みにより7億8
400万円(8.6%減)、営業利益200万円(63.3%減)だった。
次期の見通しは売上高100億円(2.5%減)、営業利益3億2000万円(6.2%減)、経常利益2億8000万円(7.3%減)、当期純利益1億4000万円(33.0%減)を見込んでいる。