三菱重工業は8月23日、船舶用ディーゼルエンジンの過給機に発電機を内蔵したハイブリッド過給機「MET83MAG」を開発した。
エンジンの排ガスを、過給機コンプレッサの駆動だけでなく、発電に活かすことで航海中に必要なすべての電力を供給することができるため、燃料消費量とCO2排出量の削減できる。
日本郵船、ユニバーサル造船、日立造船の協力により製品化したもので、2011年に就航する大型ばら積み運搬船に搭載し、世界で初めて実証試験を行う。
MET83MAGの発電機最大発電出力は754kW(毎分9,500回転時)で、発電機を電動機として作動させて過給機を加勢して、補助ブロワの代用とできるメリットがある。