日本通運は10月1日、バングラデシュの国内輸送と海上輸送体制を整備し、バングラデシュ発の複合輸送体制を強化した。
ことし8月にバングラデシュに駐在員事務所を開設し、工場集積地から港までの輸送ルートを検証し、タイムコントロールの強化，貨物のトレーシング体制の整備を行った。
海上輸送も、積み替え港におけるモニタリングを強化し、貨物の積み残しなどの防止を図っている。
近年、バングラデシュでは、日系企業の進出や同国から日本への製品輸入が拡大しているが、脆弱な物流インフラ、独特な法規制対応など、多くの課題があった。
同社では、今回の整備により、コストの低減と輸送の可視化を実現し、現地代理店を通じたバイヤーズコンソリデーション（バイヤーに代わって複数の工場での商品を集約し、港から海上コンテナに混載し、目的地へ輸送する物流形態）サービスの提供により、個別に輸送する場合に比べて、リードタイム短縮による効率的な輸送が可能となった。
今後、自社オペレーション化と物流改善を図り、顧客の物流をトータルでサポートする体制を構築する計画。
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日本通運
海運事業部
複合輸送担当
亜・豪州チーム：高橋・山浦・山下
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