乾汽船が11月5日に発表した2011年3月期第2四半期業績によると、売上高は96億1600万円(前年同期比42.6%増)、営業利益21億1600万円(335.2%増)、経常利益19億4700万円(308.0%増)、当期利益12億2300万円(212.2%増)となった。
運賃および用船市況については、中国等の荷動き減少を受け、6月に市況が一旦下落した後一進一退の状況。中国の鉄鉱石価格の決定により荷動きが回復し市況の一部に明るい兆しが見えるものの、全体としては先行きは不透明。
輸送貨物は、主要品目の一つの穀物の一部(小麦)において日本政府の売渡制度に変更があり、当第2四半期はそれに伴う船積方法や輸送形態の変更の影響があった。
通期の業績予想は、売上高174億円(17.0%増)、営業利益26億円(85.8%増)、経常利益24億円(61.7%増)、当期利益15億円(52.5%増)となる見通し。