豊田通商は11月10日、グローバルな穀物会社ニデラ社と、コーン・大豆などの穀物・油糧種子に関連する広範な事業領域において包括提携を締結した。
急拡大するアジアの顧客需要を安定的に満たすため、今後生産量が伸び、輸出拠点として重要性が増す南米産の食料資源確保がより必要であり、南米におけるサプライチェーンをより伸張することが戦略的に重要だと判断したもの。
ニデラ社は、1929年にアルゼンチンで設立され、1970年にはブラジルでも事業活動を開始しており、年間740万トンの穀物を取扱う世界的な穀物メジャー。
今後、アルゼンチンとブラジル産の穀物・油糧種子について協力して販促を行い、2011年度100万トンの取扱とともに、南米とアジアにおいて、穀物・油糧種子の積出施設や保管施設への出資・買収を行う。