新日本製鐵と伊藤忠丸紅鉄鋼は12月6日、ナイジェリアの冷延鋼板製造・販売会社「MRM社」に対し、各社300万ドルの出資を行うと発表した。
MRM社は、ナイジェリア初の冷延ミルで、既に冷延設備の設置・試運転を完了し、2011年1月から本格稼働する予定。
新日鉄と伊藤忠丸紅鉄鋼は、出資と原板となる熱延鋼板の安定供給についてMRM社より要請を受け、MRM社による第三者割当増資の引き受けにより資本参加するもの。
この結果、MRM社への原板供給を通じ、拡大が見込めるナイジェリアと近隣地域における鋼材需要を捕捉することが可能になると考えている。