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郵船航空サービス/平成19年3月期第3四半期連結決算、アジア好調で増収増益

2007年02月09日/未分類

郵船航空サービス(株)が2月8日に発表した平成19年3月期第3四半期連結決算によると、営業収益1334億1400万円(前年同期比10.0%増)、営業利益78億7600万円(7.3%増)、四半期純利益51億6500万円(0.5%増)で、増収増益となった。

地域別業績
①日本
貨物運送事業は、航空輸出は半導体製造装置や航空機関連部品が引き続き堅調に推移したが、前年同期に好調だった薄型テレビ関連品や自動車部品は、在庫調整の影響や航空輸送から海上輸送へのシフトが進んだこともあり、荷動きが鈍化。

航空輸入は、医療機器や半導体関連などの取扱いが堅調に推移しした。海上貨物は、燃油サーチャージ高騰などに起因する航空貨物の海上輸送シフトなどもあり好調に推移した。

ヤマトロジスティクス(株)との共同混載の実施や業務効率向上への取り組み、販売費・一般管理費の抑制に努めたが、航空輸出取扱数量の減少に加え、燃油サーチャージの高騰による仕入航空運賃の上昇などもあり、国内連結子会社を含めた業績は減収減益となった。

②北米
航空輸出は米国で前年の一時的好況の反動もあり、取扱重量が減少したが、半導体関連の荷動きが目立ったことや、スポットの食品関連品輸送もあり、9月以降回復の兆しをみせている。

航空輸入は航空機関連部品、電子機器、光学機器の取扱いは堅調に推移したが、日本発の薄型テレビ関連品や自動車部品は前年の反動もあり減少。海上貨物でも航空機関連部品などの荷動きが旺盛で取扱いが増加した。また米-メキシコのクロスボーダー輸送やマイアミ経由の中南米向け転送手配などの米州域内輸送は引き続き好調を維持、増収減益となった。

③欧州
航空輸出は自動車部品関連が底堅く推移、アパレルなどの取扱いも好調で、取扱件数を伸ばした。航空輸入は、自動車関連に加え、家電関連も好調に推移。特に、アジアからの事務機器関連の取扱いが大幅に増加した。

海上貨物は自動車関連輸出が堅調に推移、輸入でも自動車関連や電機関連が安定した荷動きを見せ、欧州全体では増収増益となった。

④東アジア
航空輸出は半導体関連、自動車部品の取扱いが順調で、欧州向けにパソコン関連やデジタル機器関連が好調に増加。航空輸入は自動車関連部品や電子部品の荷動きが堅調に推移し、海上貨物も自動車部品、電子部品の取扱いが輸出入で堅調。台湾発の液晶部材関連が引き続き好調な荷動きを見せ、大幅な増収増益となった。

⑤南アジア・オセアニア
航空輸出はシンガポール、ベトナムを中心に電子部品、光学部品、デジタル関連の出荷が好調で取
扱いが増加。航空輸入は全般に自動車関連が旺盛であったほか、今期から連結法人となったフィリピンで電子部品の取扱いが増加した。

海上貨物は自動車関連出荷が大きく増加するなど、輸出入ともに好調に推移。大幅な増収増益となった。

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