積水化成品工業(株)は6月1日、安価、短納期で調達が可能な「国連規格の認定を受けた危険物輸送容器」の需要が増大している、として、国内で初の同認定を取得した輸送容器を発売する。
感染症に関連する法改正が行われたことで、危険物品(病毒を移しやすい物質)の輸送取扱い方法に関心が高まっており、バイオテロなどの脅威から、危険物品の取扱い規制が格段に強化されてきているという。
危険物品の輸送容器は、国連が定める国際規則があるものの、現在までに国内で規則に準拠した認定を受け、汎用品として製造、販売するメーカーは無く、「保健所など関係機関は輸入にたよらざるを得ないのが実状」だという。
同社では2007年度に3600万円(国内販売のみ)、2008年度に1億円(海外販売含む)の売上を計画している。