UPSは、7月中に世界一周路線を新たに週5便、就航すると発表した。ドイツのケルンが起点で、対象となる主な市場はシンガポール、中東、欧州、米国。大幅な利便性向上が見込まれ、例えばシンガポールから欧州およびムンバイ(インド)への貨物輸送については、毎日午後8時までの集荷が可能になる。
使用機材はMD-11で、ケルンを出発後、ドバイ、バンコク、シンガポール、ムンバイ、米ルイビルを結ぶ。この新規就航により、世界一周路線は既存の週11便と合わせて週16便となった。
1907年創業のUPSは、今年で100周年を迎えた。今回の就航では、特にアジアのハブであるシンガポール空港のエアポート・ロジスティクス・パーク・オブ・シンガポール(ALPS)を軸として、航空・海上輸送、ロジスティクス・サービスのほか、特殊パーツや返品・リペアといった特別輸送を展開することになるという。(翻訳)