DHLは12月3日、タイ・スワンナプーム空港が離発着を再開した2日の貨物量が60%増加したと発表した。
同空港が11月25日に閉鎖されて以来、DHLの貨物受注が増加。DHL Expressの一日当たり売上高が30%増加したほか、11月26日-30日の期間中、バンコク発シンガポール向けの陸上貨物取扱量は300%の大幅増を記録した。
このためシンガポール・香港発のタイ向け航空便を一日当たり4-5便増発し、スワンナプーム空港ではなく地方空港を利用して顧客の要請に対処した。DHLのバンコクハブが担当していたタイ以外の国々向けでは、香港ハブ・シンガポールハブからの直行便を運航。さらに、週末の営業を増強するとともに、シンガポール、マレーシア、タイ間の陸上輸送網の輸送能力を倍増させて対応した。