セイノーホールディングスは9月28日、セイノーHDを完全親会社とし、西濃通運を完全子会社とする、簡易株式交換制度を利用した株式交換を中止すると発表した。
同社は9月4日、株式交換による西濃通運の完全子会社化を発表していた。
西濃通運は、北海道と本州間の輸送事業を主な事業とし、セイノーHDの輸送事業の全国輸送網の一端を担っている。輸送事業での厳しい経営環境のなか、輸送グループ間の業務の効率化、幹線ネットワークの効率化、重複拠点の統合・再配置等によるシナジー効果によって企業価値を上げることが最優先と判断。
セイノーHDグループ内での西濃通運の位置付けと、今後の事業展開・経済効果を再検討した結果、西濃通運と締結した株式交換契約を合意解除し、株式交換を中止することにした。
予定していた西濃通運の株主へ割当交付する自己株式については、有効活用を検討している。
9月4日付の記事は下記URLを参照。
http://www.lnews.jp/2009/09/33531.html