伊藤忠(中国)集団有限公司は11月6日、中国黒龍江省で農産物の買付・販売を行っている北大荒亜経貿有限責任公司へ資本参加(出資比率10%)することで合意した。
伊藤忠は、中国東北地区の農産物(主に大豆、トウモロコシ、米)を日本向けと中国国内ユーザー向けに販売しているが、近年黒龍江省農墾総局と共同で新規ビジネスの開拓を進めていた。
今回の資本参加により伊藤忠は、中国国内における農産物の大供給地である黒龍江省で、新たな栽培技術、食品の安全・安心への取組などのノウハウを北大荒グループを通じて農墾総局傘下の農場に導入し、中国国内において安全・安心な食料を安定供給する仕組みの構築を目指す。