英国の電気・ガス供給会社であるナショナル・グリッド・トランスコ(NGT)は、同社が運営する英国内のガス供給網の半分を総額58億ポンド(104億米ドル)で売却した。
英国北部の供給網は、中国のインフラ事業会社である長江基建(チョンコン・インフラストラクチャー)を中心とする企業連合が14億ポンドで買収。ウェールズと英国西部は豪マクウォーリー銀行グループ系の企業連合が12億ポンドで、英国南部とスコットランドはスコティッシュ・アンド・サザン・エナジーなどで構成する企業連合が32億ポンドでそれぞれ買収することで合意に達した。
NGTの今年3月期決算でみると、売却対象の供給網が生み出した収入は計10億5200万ポンド、事業収益は3億4600万ポンド。これら供給網の今年3月末現在の資産総額は27億4700万ポンドに上る。
NGT首脳は「今回の事業売却により、(大型事業統合として2002年に行った)ラティス社との合併以降の事業再編プロセスが大きく前進することになった。特に、課題となっているコスト削減に成果をもたらすことになるだろう」としている。