日本通運が5月7日に発表した2010年3月期業績によると、売上高1兆5696億3300万円(前年同期比14.2%減)、営業利益375億3500万円(12.0%増)、経常利益377億5300万円(10.2%減)、当期利益125億6600万円(17.2%減)となった。
主力の運送事業をみると、国内においては、年度後半には航空部門での国際関連貨物の取扱いなど、緩やかな回復を見せてきたが、年度前半の落ち込みが大きかった。海外においても、各地域で取り扱いが減少したことに加え、円高に伴う為替影響を受けたことなどから、売上高は1兆2883億円(15.7%減)となった。
営業利益は燃油費単価下落の影響や諸費用の削減などにより、323億円と前連結会計年度に比べ42億円、15.2%の増益となった。
来期の業績は、売上高1兆6060億円、営業利益455億円、経常利益505億円、当期利益250億円の見通し。