豊田通商とトーカンは5月17日、業務・資本提携契約を締結すると発表した。
豊田通商の持つネットワークやノウハウ、トーカンの有する物流機能等を活用して、新規顧客の獲得を図る。仕入先の共有化や、共同配送、配送システムの共有化に加え、他の卸事業会社との協業等の施策を企画・立案・実行することにより、食品卸事業を拡大し、競争力の増強を図る。
豊田通商の持つ国内外のネットワークを活用し、原料、製品その他豊田通商の取扱商品を安定的にトーカンに供給し、調達の安定化を図る。
同時に豊田通商の持つ国内外のネットワークやノウハウを活用して、トーカンの販売先等の海外展開に対応する海外食品卸事業の展開その他の海外事業展開を図る。
トーカンは、食品卸事業を主力とし、主に東海地区でのコンビニエンスストア、量販店、外食企業向けに事業を展開している。豊田通商は、6つの事業領域=6つの商品本部で次世代ビジネスを創造し、将来的には事業収益バランスで、自動車分野:非自動車分野=50:50 の実現を目指すことを戦略に掲げている。
資本提携では、豊田通商がトーカンの保有する自己保有株式21万2000株を取得することで合意した。
株式取得後に、豊田通商が所有することとなるトーカン株式の所有株式数は、豊田通商の100%子会社である豊通食料保有の1万株と合わせて、同社の普通株式の発行済株式総数に対して3.14%の割合となる。