三洋電機と米国オン・セミコンダクター・コーポレーションは7月15日、三洋電機の子会社である三洋半導体と三洋電機の所有する半導体関連の資産をオン・セミコンダクターに譲渡すると発表した。
譲渡額は、約330億円(約3億6600万ドル)に加え、契約書で合意された調整を行った金額となる。直近の四半期実績の年換算による三洋半導体グループの売上高は約12億ドル、オン・セミコンダクターと三洋半導体グループ合算の売上高は約35億ドルに達する。
両社は、製品、顧客、地理の面で補完関係にあり、三洋半導体の顧客に、オン・セミコンダクターが有する最先端の前工程設備によるミックスドシグナルやアナログ製品、高い生産性を誇る後工程設備による製品が提供可能となることや、オン・セミコンダクターにとっては、市場をリードしている日本とアジアにおける顧客を獲得できることなどが決め手となった。