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DHL/災害対策チームをパキスタンに派遣

2010年09月08日/国際

DHLは9月8日、パキスタンのベナジル・ブット国際空港における臨時倉庫の管理のため、ロジスティクスの専門家で編成された災害対策チームを派遣したと発表した。

災害対策チームは、国連人道問題調整部(UN OCHA)と緊密に連携して無償で活動を行う。DHLの災害対策チームはベナジル・ブット国際空港で国連世界食糧計画や各国政府から届けられる救援物資の受け入れに当たり、1日3~5便の救援物資を取り扱う。

DHLはグローバルネットワークとともにロジスティクスのコア・コンピテンシーを活用して、世界各地の従業員や異なるビジネスユニットが連携して被災者の救援活動を支援する。DHLの災害対策チームから約20名がボランティアとしてパキスタンに派遣され、8月26日から3週間にわたって、迅速な物資の配給を行うために、物資の積み下ろしと積み込みに当たる。

最初の2週間は中東の災害対策チームが救援活動をサポートし、次の2週間はアジア太平洋地区の災害対策チームが引き継ぐ。

パキスタン国家災害対策局と覚書を調印したことを受けて、8月26日に派遣が開始された。災害対策チームの派遣に加え、パキスタンのDHLオフィスでは8月2日に救援活動を開始しており、世界各地のDHLの従業員から寄せられた義捐金の管理やムザファルガル地区周辺の村落で医療キャンプの設置を行っている。これまでにキャンプは2000人以上に医療援助を提供したほか、多数の重篤患者をバクタワール・アミン・メモリアル・トラスト・ホスピタルに搬送した。

キャンプでは、下痢、腸チフス、マラリアなど水系感染症の治療薬を中心に、洪水被災者の医療ニーズに応える物資を備蓄している。

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