東京都港湾局は、「平成16年上半期東京港港勢(速報値)」を発表し、東京港では、今期初めて外貿貨物量が内貿貨物量を上回った。
外貿貨物のコンテナ化率が93%と高く、コンテナ取扱貨物量は輸出入とも好調に伸び、対前年比で7.1%の増加となった。
外貿コンテナ取扱個数(TEU)についても7.3%増の159万TEUとなり、過去国内最高であった昨年実績を更新した。
貿易相手国では、外貿貨物の輸入は、平成15年に引続き中国(香港を含む。)が1位(貨物量対前年比116.8%)となった。
また、2002年まで大幅減少傾向にあったアメリカは、輸出で3.8%の増加に転じ、輸入の減少も4.5%と、下げ止まり傾向となっている。
ここ数年減少傾向であった国内貿易貨物の取扱いは、昨年増加に転じたが、今期は、東京港からの移出は対前年比1.9%増加し、東京港への移入は0.4%減少したものの、全体として対前年比0.4%増と、安定した実績を保っている。