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三菱電機/7m級通信を実証、RFタグのセキュリティーや商品物流へ応用

2004年11月14日/未分類

三菱電機(株)は、RFタグの通信距離を伸ばす方式として期待されているUHF(950MHz)帯RFIDにおいて、データのリーダ装置間の干渉を回避し、国内初となる7m級の通信距離を実現する技術を開発し、これを適用したプロトタイプ装置を試作した。

今後、開発した方式の標準化提案を行うとともに、装置の小型化・低電力化を進め、製品化ならびにセキュリティー・生産・物流など様々な分野のシステムへの応用を目指す。

非接触でデータの読み取り・書き込みができるRFIDについては総務省を中心に、UHF帯RFIDの使用に向けた周波数割り当てと技術仕様の検討が開始されている。

UHF帯を用いることで、現在、国内で使用可能な他の周波数帯より長い10m程度の通信距離が期待できることから、RFIDの適用範囲を広げる技術として注目を集めているが、実現のための課題の一つとして、データ通信距離の範囲内にあるリーダ/ライタ(読み取り/書き込み)装置の間で発生する干渉問題の解決があげられている。

今回、同社が開発した技術は、RFIDからの電波を受信するリーダ装置相互の間で発生する干渉を回避する独自の「送受周波数分割方式」と、UHF帯RFIDの特長である長い通信距離をさらに伸ばすための「微弱電界レクテナ技術」で、これらを応用したシステムにより、950MHz帯の電波を使用したデータ送受信実験に成功した。

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