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日本電気/携帯電話やカラー印刷物の2次元バーコード読み取り機能の付いたDoPa通信端末製品化

2003年04月06日/未分類

日本電気(株)、NECインフロンティア(株)及び(株)ドコモ・マシンコムは、携帯電話やPDA等のブラウザ機能を持った端末に表示されたモノクロの2次元バーコードや、印刷されたカラー・デザイン付きの2次元バーコードをハンディタイプのリーダで読み取り、そのデータと他の情報も付加して送受信できる通信端末「e-KC TRT」を共同開発し、製品化した。
NECとドコモ・マシンコムは、2次元バーコードを生成、格納、配信するサーバ群と、新製品「e-KC TRT」でデータを読み取り、送受信する一連のシステムとのSI、ユーザの要望に応じたアプリケーションのシステム開発をあわせたソリューションの提供を開始する。
新製品の主な特長
業界初のハンディタイプのリーダを実現
従来、携帯電話表示の2次元バーコードリーダは、「据え置きタイプ」のみであったため、携帯電話の画面を下に向けて読み取りをしなければならず、携帯のバックライトが点灯しているか否か分からない、手ぶれを起こしてしまう、又は蛍光灯や日光の余分な光を吸収し易い等、読み取り率を悪化させる要因があり、操作しにくい傾向があった。新製品は、ハンディタイプのリーダを実現したため、携帯電話の画面を見ながら、液晶部を支えて固定しリーダ部を当てる事で読み取りが容易になっている。
業界初のカラー2次元バーコード読み取り
企業カラー、ロゴ、ポスター等のツールの色を考慮して違和感のないカラーやデザインの2次元バーコードのニーズが高まっているため、モノクロの2次元バーコードのみならず、印刷されたカラーバーコードの読み取りも可能となっている。
バーコードデータに情報を付加して送受信が可能
バーコードリーダで読み取った2次元バーコードのデータを表示したり、その他の情報をテンキーで付加したりして、情報を、NTTドコモの広いPDCエリアでのサービスが可能なデータ通信網"DoPaネットワーク"に接続可能な制御端末とセット製品にする事で幅広いアプリケーションサービスを提供可能。
2次元バーコード化した非常に多くのデータを、携帯電話の画面サイズ内にコンパクトに収納でき、常に持ち歩く携帯電話でワンタッチ提示できる利便性と、多彩な読み取りが容易に可能な新製品の特長を活かし、下記のような様々なアプリケーションが考えられる。
・配達情報、伝票を2次元バーコード化し、配達員が携帯電話で提出
・地域通貨(エコマネー)等を2次元バーコード化して携帯電話で持参、利用
・通常のクレジットカード等を2次元バーコード化して携帯電話で持参、利用
・会員証、社員証、学生証等を2次元バーコード化し、携帯電話を使って入退出管理、出退勤管理、受講管理、顧客管理
・学生の宿題、会社の業務報告等の書類の氏名とタイトルを2次元バーコード化して携帯電話で持参し、内容をサーバでチェック
・クーポン、各種チケットや招待状を2次元バーコード化して携帯電話で取得し、利用
・名刺情報に会社の業務内容や個人情報等を付加、2次元バーコード化し管理
システムのNECの提供価格は、e-KC TRT1台とDoPaLANサーバシステム1式で1千万円から(e-KC TRT単体価格はオープン価格)となっており、NECの販売目標としては、今後3年間で数百システム(端末10万台)、200億円の売上を見込んでいる。

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