Vitria Technology ( 以下:Vitria ) は、日産自動車(株)が同社の BusinessWare(R) を、グローバル規模に跨るビジネスプロセスを統合するための標準基盤として採用したことを発表した。
これにより Vitria は日産に対し、既存の IT 資産を有効活用しつつ、効率的かつ合理的なプロセスを実行して、ビジネス全体のリアルタイムモニタリングを実現できる環境を提供する。
日産は企業内外のビジネスプロセスを効率化、最適化させるために、自社のシステム環境を Web 中心の双方向連携環境へと転換させることを計画していた。
これに伴い、ルノー/日産情報システム ( RNIS ) 管理グループには、世界中に分散配置された異なるシステム/アプリケーションの間で、情報を必要なタイミングで、正確にかつ効率よくやり取りすることが可能なビジネスプロセス統合基盤を築きあげることが求められた。
その際、重要な鍵となったのは、その場しのぎの ポイント to ポイント ソリューションに基づいて作られたアーキテクチャから、複数のプラットフォームに跨るリソースの活用を可能にし、戦略的な業務プロセスを実現可能なグローバルソリューションへと移行させることだった。
Vitria が独自に築き上げた堅牢なプラットフォーム、卓越したビジネスプロセス管理/統合機能、及びレガシーシステムとも容易に連携し、リアルタイムの情報交換を実現する点などを高く評価し、日産は Vitria の BusinessWare をグローバルスタンダードとして採用することを決定した。
日産が BusinessWare の導入によって最初に得た成果は、 Nissan North America におけるサプライヤー・ポータル・プロジェクト。 BusinessWare は様々な内部の情報伝達だけでなく、社外の取引先企業との情報の伝達をより円滑にし、ビジネス統合 ( B2Bi ) の実現を促進した。
バックエンドシステムを統合することにより、日産は業務の可視性向上やサプライヤーとの双方向的な情報交換、そしてビジネスプロセスの合理化を実現した。
その結果、情報への効率的なアクセスや更新、生産性の向上、維持費、その他関連諸費用の削減、リアルタイムな情報に基づいた意思決定、及び業務効率の飛躍的な向上を実現。 現在、北アメリカではさらに9つのプロジェクトが進行中であり、日本においても、 2003年会計年度中に6つのプロジェクトが計画されている。
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日産自動車/Vitria BusinessWare を世界規模の標準プラットフォームとして採用
2003年06月18日/未分類
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