東京ガス(株)の100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー(株)は、自社管理LNG船を(株)商船三井と共同保有(東京エルエヌジータンカー:70%、商船三井:30%)する形で、建造を決定し、(株)川崎造船と造船契約を締結した。
本船は、既に就航している自社管理LNG船のエネルギーフロンティア号、エネルギーアドバンス号、および第3船目として川崎造船において建造予定である建造番号第1540番船と同型の積載容量145,000立方メートル、モス型球形タンク4基搭載LNG船で、2008年3月末の就航を予定している。
本船は世界数多くの基地との整合性を確保するLNG船で、就航後は、他自社管理LNG船同様、オーストラリア拡張プロジェクト、マレーシア第Ⅰ、Ⅲプロジェクトを始め、ダーウィンプロジェクト(2006年スタート予定)、サハリンⅡプロジェクト(2007年スタート予定)等のLNG輸送に使用する予定。
船舶管理は20年間の傭船契約に基づき、商船三井が実施する。
東京ガスグループは、プロジェクト専用船2隻(共有)に加え、これら4隻のLNG船を主体的に運航管理することで、長期契約のLNG輸送だけでなく、短期・スポット取引等の新たなLNG購入にも取り組み、LNG輸入価格の一層の低減、およびLNG購入の更なる柔軟性向上を図っていく。