オーダーメード型新規物流施設の投資・開発会社ユーリンプロ（本社：ベルギー）は、ベルギー、ウィレブルック(Willebroek)にて、TNTロジスティクス社専用の最新型物流施設15,000m2の開発が決定し、2006年2月に竣工する。
TNTロジスティクス社は、事業拡張に向けた、新規顧客および既存顧客向けの集約物流施設として施設を利用するが、ユーリンプロは、TNTロジスティクス社のニーズを詳細に分析し、物流戦略上、ベルギーのウィレブルックを最適地として選定し、同社との新規施設の開発合意を締結した。
新施設の開発は、TNTロジスティクス社専用の完全オーダーメード型物流施設として開発され、初回開発は、延床面積15,000m2の物流施設と1,000m2の事務所の開発が行われ、今後の事業拡大に合わせ、更なる15,000m2の増設が予定されている。
施設には、最新スプリンクラーシステム、ESFRルーフネット・スプリンクラーやローディング・ドックを15箇所設置し、スペースを有効活用できるよう、有効高さを10mに設定、床耐荷重50kN/m²と床平面度3mm/2mのスーパー・フラット・フロアも備え、TNT社の特別なニーズに対応している。
施設のそばには、基幹高速道路A12が通り、輸送拠点として好立地に位置し、TNTロジスティクス社マネージング・ディレクター、RolandZoete氏は、ユーリンプロが選定した当立地を、物流上の重要地としてだけではなく、新施設が注目される、大変見通しのよい立地に開発されることから、知名度向上にもつながる好立地として高く評価している。
ウィレブルックは、アントワープ南部に位置し、主要都市ブリュッセルとアントワープを結ぶ物流の重要地で、高速道路・鉄道・内陸水運（バージ）の複合輸送が可能な優れたアクセス性を誇る、物流施設の立地として注目されている都市。
ユーリンプロでは、複合輸送の重要性にいち早く着目し、同プロジェクトの他に、昨年、ドイツの大手物流企業シェンカー社向け新規物流施設50,752m2や、同社とベルギー物流企業ODTH社向け新規物流施設33,000m2を既に開発しており、同地での開発は、4施設目となる。
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