ヤマト運輸(株)は、廃棄物を削減するとともに、適性処理を進め、資源を有効活用するため、乾電池のゼロエミッションリサイクルに取り組んでいる。
同社は宅急便やクロネコメール便の業務において、ポータブル・ポスやペンスキャナといった携帯端末を利用している。
これらの携帯端末では乾電池を使用しており、使用量は全社で年間50t強(約200万本)となり、こうした乾電池の処理は、今まで各地域で廃棄物処理業者に委託してきた。
しかし、処理方法の大部分が埋立処理であること・企業の社会的責任として廃棄物を削減するとともに、資源を有効活用したいと考えたことなどから乾電池のゼロエミッションリサイクル(廃棄物を限りなくゼロにする処理)に取り組んでいる。
リサイクル方法は、全国各地で使用済みになった乾電池を野村興産(株)のイトムカ鉱業所に送り、鉄・亜鉛・マンガン等に再資源化される。