(株)キユーソー流通システムの平成18年11月期第1四半期財務・業績の概況(連結)の経営成績は、収益性を最優先に地域・得意先別とスペース当りの売上拡大戦略を重視したアセット型3PLの提案営業の展開に努め、売上は専用物流事業を主として順調に推移した。
一方、キユーソースルー便については、顧客の拡大による物量獲得に注力した。コスト面は、燃料価格上昇の影響を受けたものの、倉庫および運送作業の合理化などのコスト低減を推し進め、作
業品質の向上や運行方法の見直しと運行車両の削減などでコストを低減させた。
また、コスト低減と効率を目的とした拠点の整備や、受注センターと倉庫作業支援システム(HSS)を稼動させた。
以上の結果、業績は、営業収益329億74百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益5億98百万円(同
17.2%増)、経常利益6億11百万円(同8.3%増)となったが、四半期純利益は、拠点の整備にともなう既存建物の除却などの影響をうけ1億21百万円(同53.1%減)となった。
今後の見通しは、燃料価格の動向が懸念されるなど厳しい状況にはあるが、引き続き倉庫や運送
作業の合理化などを推し進めコスト低減をはかるほか、拠点の整備や、小口品自動倉庫の導入と倉庫作業支援システム(HSS)の導入営業所を拡大し効率と機能を向上させるとともに、アセット型3PLやキユーソースルー便とQTISの積極的な提案営業に努める。