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プロロジス/中部臨空都市総合物流ゾーンに高機能物流センター着工

2006年04月20日/物流施設

プロロジスは4月18日、「プロロジスパークセントレア」を中部臨空都市・空港島総合物流ゾーン内で着工した。竣工は2007年5月末。

中部国際空港(セントレア)は、名古屋市から鉄道利用で最速28分、車で名古屋市中心部から約40分の距離にあり、国内外への航空貨物のみならず、名古屋市・中部、北陸エリアを対象とする様々な企業の物流ニーズに適した最良の物流拠点。

プロロジスは「プロロジスパークセントレア」の運営・管理を通じて、中部国際空港を利用する物流関連企業の戦略物流の実現および顧客サービスの更なる充実をサポートすると同時に、新たな雇用の促進、物流システムの発展など愛知県、常滑市ならびに周辺地域の経済活性化への貢献し、自然環境保護活動に協力する。

「プロロジスパークセントレア」は、敷地面積24,865㎡、延床面積83,126㎡、40フィートコンテナトレーラーが直接乗り入れ可能なランプウェイを2基(上り用・下り用)備えた、地上5階建てのマルチテナント型大型物流施設として、中部国際空港の空港施設から至近の場所に建設する。

総合保税地域指定空港という経済優位性を最大限に生かし、プロロジスが成田空港をはじめ世界の空港周辺施設の開発で培った物流施設開発ノウハウを駆使し開発する。

施設の設計コンセプトは、フォワーダーなど航空貨物を扱う企業ニーズに応えるため、使いやすさ、貨物の搬出入のスピードを最大限に高める施設構造を取り入れると同時に、3PL企業やメーカーの同空港を利用した戦略物流ニーズをサポートするため、北陸、名古屋・中部圏などへ向けた物流に伴う物流加工を空港地域内で、ワンストップで行える高効率総合物流センターの機能を融合させている。

また、最新技術による免震構造を導入し、地震発生時にも荷崩れや保管物の破損を防ぎ、施設内で働く従業員の安全を確保することができるなど、人とモノに優しく、多様な物流ニーズにきめ細やかに応える仕様。

1階から3階には航空貨物の搬出入作業に適した低床式倉庫スペースを設置、4階から5階は、3PL企業などの物流企業のニーズ合わせ、ピッキング作業や仕分けなど物流加工に適したプラットフォームによる高床式倉庫スペースを設置する。

1階から3階の中央車路の幅は、大型車両が安全かつ迅速に出入庫を行える設定とし、20メートル大スパンの荷捌きスペースを確保する。また、中央車路は強風、悪天候の際でも荷捌き作業の効率を高めることができる全天候型構造を採用し、車路の両側に面する倉庫スペースの車両バースに大型車両が横付けで接車でき、コンテナなどの搬出入作業効率をより高める設計となっている。

なお、1階から3階は3.5トン大型フォークリフト走行に対応し、さらに一部ULD(ユニット・ロード・デバイス)用のリフター設置が可能な床荷重補強を施す。4階から5階は、2.5トンフォークリフトの走行に対応する。屋上には大型トラック待機場40台分と普通車駐車場309台分の駐車スペースを設置、また、施設の3面が道路に面した立地を生かし、敷地、建物を一方通行利用とする合理的な車両導線を確保する。

その他、最新のITインフラ設備を持つオフィススペースを各階に確保し、24時間体制で稼働する中央管理センターなど高いセキュリティ機能を装備すると同時に、より働きやすい環境を従業員の方々へ提供するため休憩スペースや売店などアメニティ施設も併設する。

また、環境保全と維持に貢献する施設として、環境負荷の低減効果の高いプレキャストコンクリート構造を採用すると同時に、周辺環境の特性を生かし、雨水、風力等の自然環境を利用した省エネルギー技術の導入を積極的に検討している。

プロロジスは、全国で計39施設、総延べ床面積として約212万㎡の運営・管理、開発を進めている。

「プロロジスパークセントレア」概要
名称:プロロジスパークセントレア
所在地:愛知県常滑市セントレア4丁目11-3
敷地面積24,865m2(約7,522坪)
延床面積83,126m2(約25,146坪)
構造:鉄筋コンクリート造(免震プレキャスト鉄筋コンクリート構造)、地上5階建て
着工時期2006年4月18日
竣工時期2007年5月末

問い合わせ
プロロジス
Tel0120-226-0460
inquiry@prologis.co.jp


プロロジスパークセントレア完成予想図

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