SAPジャパン(株)は、貿易コンプライアンス管理を強化し、貿易管理業務の効率化を図るソフトウェアの新版「SAP Global Trade Services7.1(SAPグローバル・トレード・サービス、以下:SAPGTS)」の日本語版提供を開始する。
SAPGTSは、日本版SOX法を始めとする様々なコンプライアンス課題を解決するソリューション群「SAP Solutions for GRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)」の構成要素のひとつで、2006年5月にSAP Solutions for GRCを発表して以来、最初の機能拡張版となる。
SAPでは、mySAP ERP(SAPR/34.0B以降を含む)の貿易管理機能を拡張し、別コンポーネントとして、精度の高い法令遵守と貿易業務の効率化を両立するソリューションであるSAPGTSを開発した。
SAP GTSは、各種貿易管理データとその処理を統合し、得意先、仕入先、物流業者、税関などの取引関係者と連携することにより、安全保障貿易管理、通関業務、保税在庫管理、信用状管理などといった貿易管理業務を、手作業で行うことによるコストや間違いを省き、作業効率を向上する。
また、輸出入プロセスのあらゆる段階で法令チェックを実施し、法令違反のリスクを最小限にする。2002年に初版がリリースされて以来、導入数は世界18カ国、250社を超えている。
新バージョンのSAP GTS7.1は欧米の様々な輸出入プロセス機能が強化されたばかりでなく、日本要件への対応として、規制品目輸出における少額特例に対応した機能が追加機能として提供され、前バージョンに比べ、各プロセスにおける操作性が向上している。
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