丸紅は2月17日、豪州の海水淡水化・産業用水処理エンジニアリング会社であるOsmoflo Holdings Pty Ltd.（以下「Osmoflo社」）の株式40％を取得したと発表した。
丸紅は、Osmoflo社を豪州内外の産業用水処理分野で戦略的コア会社と位置付け、豪州での水処理市場に参入するとともに、Osmoflo社の培ってきた技術力を活用し、膜技術を活用した産業用水処理分野の取り組みを中南米等の資源国や海水淡水化の需要が見込まれる中東・中国への展開を進める。
また、丸紅出資の水事業会社であるAguas Nuevas（チリ）や安徽国禎環保（中国）、さらには丸紅グループで展開している発電事業、エネルギー・資源開発事業等とのシナジーを図り、事業拡大を図るとしている。
丸紅は、水関連分野を「インフラ」「資源」「生活」「環境」の重点配分分野全てに関わる重要な事業として位置付け、100兆円規模へと成長が予想される水市場において今後3年間で世界トップ10入りを目指す。
■Osmoflo社概要
設立：1991年
所在地：アデレード、オーストラリア
従業員：約150名
株主：Shine Investments Pty Ltd.60％、丸紅40％
