三菱ガス化学は2月22日、水島工場(岡山県倉敷市)にあるMXDA(メタキシレンジアミン・MXナイロンなどに使う)製造設備のボトルネック解消工事を行ったことで、年間製造能力は5000トン増の2万5000トン、同社全体で計5万5000トンになる、と発表した。
工事は2011年3月上旬までに完了する予定。
国内では2013年を目途に水島工場の設備能力をさらに5000トン増強し、年産3万トンに引き上げる。また海外では2015年を目標に、需要地の北米または欧州で年産4万トン規模の設備を新設・稼働させる計画。これにより、世界3拠点年産10万トンの製造体制が整う。