イヌイ倉庫が5月12日に発表した2011年3月期決算によると、売上高86億3600万円、営業利益6億9900万円、経常利益5億300万円、当期損失6100万円となった。
決算期の変更により、2010年3月期と2011年3月期における対前年増減率は記載していない。
物流事業では、各社の物流コスト抑制及び事業者間の価格競争等といった減収要因があるなか、神戸みなと倉庫の一部稼働や文書保管箱数の増加もあり、、売上高は30億9000万円となった。セグメント損益は神戸みなと倉庫の減価償却費等の影響もあり4億6500万円の損失となった。
不動産事業は、賃貸市況が依然として低迷を続けるなか、既存施設の稼働率向上に努めた。その結果、売上高は41億7200万円、セグメント利益は19億2900万円となった。
来期の業績予想は、売上高92億1300万円(前年同期比6.7%増)、営業利益7億6700万円(9.8%増)、経常利益5億9000万円(17.3%増)、当期利益2億6900万円を見込んでいる。