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日本郵船/エネルギー効率運航指標の鑑定書取得で「エコの見える化」

2011年05月12日/CSR

日本郵船は5月12日、日本海事協会が提供しているエネルギー効率運航指標(EEOI)計算分析システムにより、同システム第一号の鑑定書を取得したと発表した。

EEOIとは、「1トンの貨物を1マイル(約1.85キロ)運ぶのに実際の運航で排出されたCO2グラム数」を表す船舶のエネルギー効率指標の一つで、国際海事機関(IMO)で定められた計算ガイドラインに従って算出される。

現在、IMOで保持の義務化を審議中の船舶エネルギー効率管理計画(SEEMP)を運用するための指標でもあり、CO2の排出削減の効果検証のための重要な数値となる。

同社は、SEEMP保持の義務化に先立ち、2009年1月より自主的に各船で実施できる効率的な運航方法の具体例を取りまとめ、SEEMPに準拠したNYK SAVE-BUNKER MANUALとして同社運航船全船に配備。各船はこのマニュアルに従って燃料節減に努めており、EEOIの数値で「エコの見える化」を図っている。

今回第三者である日本海事協会から鑑定書の発行を受けることで、より信頼ある数値を本船にフィードバックできるようになった。

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