トナミホールディングスが5月13日に発表した2011年3月期決算によると、売上高1189億7800万円(前年同期比4.7%増)、営業利益11億9800万円(63.3%増)、経常利益15億2600万円(0.4%増)、当期利益3億1400万円(55.2%減)となった。
利益面は、主に燃料価格の値上がりや原材料価格の高騰による負担増があったが、増収効果や業務運営の効率化によるコストダウン等により、営業利益は増益となった。
セグメント別では、物流関連事業は、既存顧客との取引拡大と新規顧客の獲得等に努めた結果、当連結会計年度における、貨物自動車運送事業と貨物利用運送事業、3PL事業、港湾運送事業などの主力部門において物流需要が回復し、売上高は1090億3000万円となった。
セグメント利益は、増収効果や戦力体制の見直しによる労働生産性向上により、2億8100万円を計上した。
来期の業績予想は、売上高1202億円(1.0%増)、営業利益14億円(16.9%増)、経常利益17億円(11.4%増)、当期利益7億円(122.9%増)を見込んでいる。