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TNT/2011年第1四半期決算でメール便売上高前年同期比3.8%増

2011年05月13日/決算

TNTは5月13日、2011年第1四半期決算を発表した。

TNTは2010年12月2日に、メール部門とエクスプレス部門を分社化する決定を発表。この決定により、会計基準に従い、エクスプレス部門の分社化を見込んだ新しい決算体系に基づく決算と追加報告となる。

2011年第1四半期のメール部門の売上高は、11億700万ユーロ(前年同期比3.8%増)を計上。営業利益は1憶2000万ユーロ、現金営業利益は7600万ユーロとなっている。

通常郵便の取扱量は8.6%減となり、オランダでの郵便の売上は6.3%減となった。また、小包取扱量は堅調に推移し、国際小包取扱量は増加した。

一方、エクスプレス部門(非継続事業)の売上高は、17億5900万ユーロ(4.4%増)を計上。営業利益は4900万ユーロとなっている。

2011年度の見通しでは、メール部門はオランダの郵政民営化の 2年目を迎え、メール部門では郵便離れと競争の激化により、オランダでの郵便取扱量が8~10%減少すると予想。基本計画では2011年に0.5~0.6億ユーロのコスト削減を目指している。

エクスプレス部門では、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)での売上は堅調に推移し、営業利益率は昨年と同水準(9%またはそれを少し上回る)になると予想。米国での継続的な業績低迷には、様々な是正措置を講じることで対応していく予定、としている。

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