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いすゞ自動車/エルフをリコール

2011年06月04日/IT・機器

いすゞ自動車は6月2日、国土交通省に「エルフ」等のリコールを届け出た。

不具合の部分は後退灯と排気ガス再循環装置(EGRクーラ)。

後退灯は、小型トラックの手動変速機において、変速機がバックギヤに入っていることを検知する後退灯スイッチのハーネスの配索が不適切なため、ハーネスの固定ブラケットの振動によりハーネスが折れ曲がり、被覆が損傷することがある。そのため、そのまままの状態で使用を続けると、ハーネスが断線し、バックギヤに入っているのにもかかわらず、後退灯が点灯しなくなるおそれがある。

また、小型トラックのバン架装車または冷凍機架装車で、排気ガス再循環装置(EGRクーラ)の蛇腹管の強度が不足しているため、排気ガスの熱による伸縮により、当該蛇腹管に亀裂が発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行し、排気ガスが漏れるおそれがある、としている。

改善措置の内容は、全車両、後退灯スイッチのハーネスを点検し、損傷している場合は後退灯スイッチを新品に交換するとともに、配索を変更する。また、ハーネスが損傷していなかったものは配索を変更する。

全車両、車体形状を確認し、該当する車両は、EGRクーラを対策品と交換する、としている。

リコール対象車の台数は計9万7412台。これまでの不具合件数は後退灯で34件、排気ガス再循環装置で112件、事故は今のところない。

型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/000146192.pdf

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