TNTエクスプレスは6月10日、オランダ最大の貿易パートナーであるインドと欧州を結ぶB767貨物専用機サービスを開始したと発表した。
このサービスは、インド・ニューデリーとベルギー・リエージュにあるTNTの欧州エアー・ハブの間を週5便運航し、インドへ戻る途中にドバイでストップオーバー(途中降機)する。
新サービスにより、TNTエクスプレスの顧客はインド・欧州間の貨物配送時間を短縮できる一方、効率よく貨物を管理・追跡できるようになる。
新しいB767貨物専用機サービスは、週に210トンの輸送能力を誇り、インド・欧州間の接続を改善するというTNT の取り組みを反映したもの。
各営業日の終わりにニューデリーを出発する貨物は、翌営業日の開始前に欧州に到着。また、帰航便を利用することで、同日中に欧州から貨物を集荷し、輸送することができる。
インド・欧州間のサービス開始は、アジア・欧州ルートにおけるリーダーとしての地位を強化するというTNTの計画の一環。今回のサービス開始により、TNTはニューデリー、重慶、香港、上海、そしてシンガポールとアジアの主要5都市と欧州を結ぶ貨物専用機を運航することになるとしている。