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日本IBM、エクサ/「エネルギーの見える化」を3週間で実現

2011年07月05日/IT・機器

日本IBMとエクサは7月5日、工場やオフィスのエネルギー関連データを定期的に収集・算出して可視化する製造業向けのソリューション「エネルギーの見える化ソリューション」の提供を開始した。

日本IBMは同ソリューションを活用した戦略策定コンサルティング・サービスや設備保全管理ソリューションを実現するIBMソフトウェア「Maximo」を提供し、エクサはシステム構築を担当する。同ソリューションの最大の特徴は、製造業向けの専用のテンプレートを用意しているため、最短3週間でシステムを構築できること。

今夏の電力削減を目指して各企業が施策を策定しているが、電力削減施策の有効性を検証するためには、電力使用状況を適切に把握し、施策の実行状況を定期的に管理することが必要となる。

そのため、既存の環境エネルギー情報収集装置を活用して、短期に電力使用状況の見える化を実現したいという要求が高まっている。

「エネルギーの見える化ソリューション」は、工場やオフィスに設置されている電力計やBEMS(ビルエネルギー管理システム)、FEMS(工場エネルギー管理システム)といった環境エネルギー情報収集装置からデータを収集し、電力使用状況の見える化を実現するソリューション。

各施設や各フロアといった単位のきめ細かい電力使用実績を算出し、レポート形式やグラフにして表示できるため、電力削減施策の有効性を検証したり、次のアクション・プラン策定に役立てることができる。

また、電力の見える化システムを構築後には、IBMのコンサルタントが電力削減施策の効果検証や改善提案を行い、適用範囲の拡張や再計画策定を支援する。

「エネルギーの見える化ソリューション」では、IBMの設備保全管理ソリューションのMaximoをベースとし、エクサがこれまで培ってきた工場やオフィスなどでの設備管理能力の経験を活用した専用テンプレートを利用する。そのため、最短3週間でシステムを構築でき、低コストを実現した。

「エネルギーの見える化ソリューション」の価格は400万円(税別)から。SaaSモデルの場合は、初期費用300万円(税別)、月額費用20万円(税別)から。

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