日本電気(NEC)は8月5日、中国大手自動車会社・北汽福田汽車の物流部門である北京宝供福田物流(以下:宝供福田物流)向けに運送管理システムを納入したと発表した。
この運送管理システムは、自動車の受注・運送・運送料金の計算などの業務プロセスを可視化し、効率的な運行業務のモニタリングする。
運送のリアルタイムと柔軟性の高いモニタリングを通じて、受注・出荷から代理店への配送までの業務プロセスの可視化を実現した。
これにより、管理センターは、各車両の入庫・出庫・配送などの状況が把握でき、配送途中に顧客から急な変更依頼を受けた際でも、別の車両からそのニーズに合う車両を選択し対応するなど、配送計画の変更に迅速な対応が可能となった。
宝供福田物流は、これまで手作業で行っていた受注処理、運賃計算、配達状況の帳簿記入などにかかる時間を約30%短縮と、業務全過程のモニタリングと事故発生地点を通過する運送車両への事前警告機能などにより、計画的な配送が可能となり顧客へのサービスレベルが向上した。