三井造船は9月1日、千葉事業所で建造中だった、マーシャル諸島共和国、AEOLUS MARITIME INC.向けダブルハルVLCC(超大型油槽船)「チョウカイサン」(CHOKAISAN)を完成し、船主に引き渡した。
<世界最大級のダブルハルVLCC>
同船は、マラッカマックス船型としては最大の載貨重量と最大の貨物油艙容積をもち、さらに最頻比重の原油を効率よく輸送できる船型。
特に海洋・地球環境の保全に配慮して、船体はもちろんのこと燃料油タンクのダブルハル(二重船殻構造)化及びポンプ室の二重底化を実施している。
また、新たに開発したプロペラの推進効率を高めるための省エネ装置を装備し、航海速力および燃費の向上を図っている。