エーアイテイーが10月4日に発表した2012年2月期第2四半期業績によると、売上高は70億7500万円（前年同期比6.0％増）、営業利益4億8900万円（2.0％減）、経常利益5億1500万円（2.1％減）、当期利益2億9900万円（4.3％減）となった。
東日本大震災以降、一時的に消費財を中心とした貨物に混乱を招いたが、社会全体の復興ムードの中、日用雑貨用品・防災用品を中心に復調し、また一貫輸送の営業力を強化としたことが奏功し、主に海上輸入貨物、輸入通関を順調に取込むことができた。
その結果、輸送形態別での取扱貨物量は、海上輸送における取扱コンテナ本数では、輸出入合計7万3184TEU（前年同期比11.9％増）、航空貨物輸送では1365トン（9.1％減）、通関受注では1万7561件（12.9％増）と堅調に推移した。
利益面では、同業他社との価格競争等により利益率を引き下げることとなり、日本での売上高は60億6100万円（3.9％増）、営業利益は4億1600万円（4.3％減）だった。
中国では、日本向け貨物が好調に推移した結果、売上高は9億9400万円（20.8％増）、営業利益は4400万円(18.7％減)。
タイでは、日本向け貨物は前年同期に比較して下回り、売上高は1900万円（7.6％減）、営業利益は0円（62.2％減）となった。
通期の業績予想は、売上高150億6500万円（前年同期比10.5％増）、営業利益11億4500万円（16.4％増）、経常利益11億7700万円（15.2％増）、当期利益7億2000万円（24.1％増）を見込んでいる。
