タイ洪水被害はバンコク都内を巡る攻防となっている。日系企業の帯同家族の一時帰国が始まっている。
東レは、バンコク工場でも工場近隣地域が浸水を受け、10月26日に稼働を停止し、28日は浸水に備えた生産設備の保全措置を終了した。
さらに、ナコンパトムにある2つの工場についても、同様の理由で11月1日までに稼働を停止し、設備保全措置を終了した。
現時点では、アユタヤ工場の浸水以外は、グループ関係会社、工場について、洪水による物的・人的被害は発生していないことを確認。なお、東レからの出向社員帯同家族については10月26日に16家族44名の全員が帰国し、出向社員についても10月28日までに10名(41名中)が帰国している。
なお、同社では国内市場向け供給への影響はほとんどないものと見込んでいる。
ユニチカはパトゥンタニ県の子会社が周辺の冠水地域増加のため、10月16日から操業を停止している。また、日本人帯同家族については、10月27日までに3家族8名の全員が帰国している。
モリテックの子会社はチョンブリ県のピントン工業団地にあるが、洪水の被害はなく現在操業を継続している。現地の取引先の操業停止に伴う、受注への影響が懸念されている。
芝浦電子のアユタヤ工場は操業停止が続いているが、シンブリ工場は被害もなく、操業を継続中。アユタヤ工場の復旧、生産開始の時期が未定のため、同社の生産品目については、代替生産を進めている。
ウェッジホールディングスの子会社はアユタヤ支店が洪水の被害はないものの、営業停止の状態。その他の本社、支店は通じ様通りの営業を続けている。
バンコク都内については、さまざまな地区で一進一退の中、防水から排水へ移行する地域が増えており、楽観的ムードが漂いつつある。しかし、一方で新たに浸水した地域があるなど、必ずしも全面的に楽観できる状況ではない、としている。
妙徳の子会社はスワンナプーム国際空港より西方へ約10kmの所に位置し、現在のところ被害はない。
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