ヤマト福祉財団は3月7日、東日本大震災生活・産業基盤復興再生女性事業の助成先の一つである宮城県養殖用資機材等緊急整備事業で、総額4億2000万円の助成を決めたと発表した。
助成先は2漁協・24グループ(宮城県漁業協同組合所属21支所・22グループ、塩竃市漁業協同組合、牡鹿漁業協同組合所属2漁業者グループ)。
整備予定の養殖資機材は、ノリ自動乾燥機、ワカメ・コンブボイル釜、ワカメ塩まぶし機、水中ポンプ、スカイタンク・発電機、フォークリフト、トラック・ユニック、タンクローリー等作業車両、作業用簡易テント、資機材保管用の上屋・プレハブ・コンテナ倉庫、ドライスーツ、採泥器、酸素計、万丈籠等。
現在、漁業関係者の努力により、一部においてカキとノリの生産が始まり、ワカメの刈り取りも行われている。
4月には、ギンザケやホタテガイの水揚げが見込まれており、徐々に養殖が再開し始めている。今回の助成により、この復興への流れが加速され、養殖業の再生と、関係者の雇用が確保されることを期待している。