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ANA/貨物事業の売上高国内線2.6%増、国際線2.2%増

2012年04月27日/決算

ANAが4月27日に発表した2012年3月期決算によると、貨物事業の国内線売上高332億円(前年同期比2.6%増)、輸送重量は46万7000トン(3.0%増)だった。

国内線貨物は、震災影響のもと北海道路線を中心とした陸送からの代替需要が発生したことに加え、11月からのボーイング787型機の国内線投入による供給量の拡大効果等もあり、輸送重量が前期を上回った。

国際線では、売上高879億円(2.2%増)、輸送重量57万トン(2.4%増)だった。

国際線貨物は、震災による電機・自動車部品等のサプライチェーンへの影響により航空貨物輸送全般の需要減が懸念されたが、当初予想を上回る生産回復となった。

夏場以降の過去最高水準の円高による海外への工場生産シフト等により、日本発輸出航空貨物を中心に厳しい市場環境となったが、三国間輸送貨物の取り込みに努めるとともに、2月後半以降、中国からの新携帯端末の大型出荷もあり、航空貨物需要が増加し、輸送重量は前期を上回った。

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