ティーエルロジコムは4月27日、同社土浦支店改善チームが4月24日に開催された全日本物流改善事例大会2012に出場したと発表した。
同社チームはスーパーのカスミ向け出荷業務において納品台車の店番書き間違いを無くした事例「ヒューマンエラー対策、ミスを無くす工夫と仕組みづくり」を発表した。
北関東を中心に約140 店舗を展開するカスミの出荷業務は、特売時には1日1000~2000 台もの納品台車に積み付け作業を行う。
その際、台車の黒板や積み込んだ商品に店番を書き込むことで発注した店に商品を確実に届けている。しかし、その重要な店番を書き間違うミスが年間44件も起きていた。
改善チームは積み付け作業が終わった完成台車の検品作業に注目し、その様子を注意深く観察。
その結果、コンベアを流れる8秒間に検品が追いつかず手順の一部が省かれている、単調な作業が
続くと「確認する」が「見る」に変わってしまう作業者心理、検品作業を妨げていた場内の騒音など粘り強く原因を見つけ出し対策を重ねることで、ミスを完全に無くすことに成功した。
JALグループ/5月の国際貨物21.2%増、国内貨物0.3%減