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エコ配/10億円を資金調達、上場準備開始

2012年05月18日/3PL・物流企業

エコ配は5月17日、10億円のエクイティファイナンスに成功し、2015年度中の上場に向けて上場準備室の設置を決めた。

同社は2011年7月に経営陣と主要な取引先を中心として実施した資本増強によって、財務リストラクチャリングを完了し、無借金経営に転換するとともに、新たに中期経営計画を策定し、夏野剛(現慶應義塾大学教授、ドワンゴ取締役 他)、具 永培(韓国Gmarketグループ創業者、現Giosis Gmarket代表取締役社長)らの役員を招へいした上で、将来の成長に向けた攻めの事業展開を行ってきた。

具体的には、本中期経営計画期間を本業集中の時期と位置付け、同社の商品を社会に浸透させるため、営業及びマーケティング活動、業務を支える人員、設備、システムに経営資源を集中投下してきた。

毎月前年同月比20%を超える取扱荷物の増加、大口顧客との取引の開始、認知度の上昇、管理強化による生産性の上昇と収益性の向上等、企業集団の成長に向けた確かな歩みを実感できるようになってきた。

さらなる収益性の向上ためには、取扱数量の増加と配送ネットワークの高密度化(クルーひとりあたりの担当エリアの縮小による顧客対応品質の向上)が不可欠であり、そのための経営資源とそれを支える情報システム等の事業インフラへの投資が必要な状況となっている。

「3年後の売上高82億円、3カ年で新規雇用500名創出、1万トンのCO2削減」という中期経営計画上の経営目標を前倒しで実現するためには、新たな資金の投入が必要と判断し、今般、経営陣、従業員、主要な取引先及びベンチャーキャピタルを中心に、新たに総額10億円の資金調達に踏み切り、成功させた。

今後は、新たな資金をもとに成長を加速させ、我が国における物流インフラにふさわしい体制を整えた上で、次の成長ステージにおける投資資金の調達と、企業イメージのさらなる向上を目的に、2015年度中の新規株式公開を目指すこととし、今般、新たな組織として上場準備室を立ち上げることとしたもの。

上場準備室では、2015年度中の新規株式公開に向けた業務の推進と社内関係各部署の統括し、経営企画部長の野原 淳史が、上場準備室長を兼務する。

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