日本ゼオンは6月18日、子会社のゼオンケミカルズタイランド社(タイ国ラヨン県、以下:ZCT)が、C5石油樹脂の新規製造プラントを着工したと発表した。
新プラントは、世界的に旺盛な粘着テープやトラフィックペイントの需要にこたえるため、年産2万トンのC5石油樹脂を生産する。2013年7月の稼働を目指し、投資額は約25億円。
ZCTは、ラヨン県にある東部工業団地に位置し、1998年に年産2万トンの製造を開始し、日本ゼオン水島工場(岡山県)のプラントと併せ、年産6万トンのC5石油樹脂を生産していた。