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日本ゼオン/メキシコに樹脂コンパウンドの工場建設

2016年03月30日/生産

日本ゼオンは3月29日、子会社であるゼオン化成が、メキシコ合衆国サンルイスポトシ州サンルイスポトシ市に、塩化ビニル樹脂を原料とするパウダースラッシュ用樹脂コンパウンド(PVC/PSC)の工場を建設し、来年4月の生産開始を目指すと発表した。

ゼオン化成は、メキシコ合衆国に2015年7月にZeon Kasei Mexico S.A. de C.V.(ZKMX)を設立しているが、そのZKMXの新工場建設を開始した。

新工場はメキシコ国内の日系・欧米系の自動車メーカーを始め、北米との交通アクセスに優れ、充実したインフラ環境を整えたサンルイスポトシ市コリナス工業団地に立地し、第1期年産1200トンの能力でPVC/PSCを、来年4月に生産開始予定。

市場の拡大に合わせて、第2期には1200トンの能力増強を行い、合計年産2400トンとする。

PVC/PSCは意匠性・成型加工性に優れる上安価でもあることから、インビジブル・エアバッグ・システム用表皮材として、日本、海外自動車メーカーでも採用が進んでいる。

ZKMXでは、拡大する北米・メキシコでの自動車生産に対応して、PVC/PSCを現地供給し、ゼオン化成PSC開発営業部・日本ゼオン加工品開発研究所との連携により、市場の要請に対応する体制を充実させていく。

■ZKMX概要
社名:Zeon Kasei Mexico S.A. de C.V.
所在地:サンルイスポトシ州サンルイスポトシ市 コリナス工業団地
生産品目:パウダースラッシュ用樹脂コンパウンド
生産能力:第1期 年産1,200トン、第2期 年産1,200トン(合計2,400トン)
稼動予定:2017年4月
資本金:1270万米ドル
出資比率:ゼオン化成:100%

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