日本ゼオンは6月11日、主力製品である高機能樹脂シクロオレフィンポリマー(以下:COP)の新プラント建設を決定した。
山口県周南市由加町の周南コンビナート内事業用地18万6500m2に、2025年度下期に着工し、2028年度上期竣工の計画で、投資額は約700億円。
生産能力は、年にCOP 約1万2000トンを見込んでおり、今後も高収益製品のプラント建設を検討中で、現在の汎用品中心の徳山工場の製品ポートフォリオを大幅に見直し、操業人員も含めた各種リソースを高収益製品の生産に移行させていく考え。
なお、COPは水島工場の既存プラントで年約4万2000トンの生産能力を有しており、新プラントも合わせた全体の能力は、年約5万4000トンまで増強する。