兵機海運が8月9日に発表した2013年3月期の第1四半期決算によると、売上高31億6600万円(前年同期比6.8%減)、営業利益1700万円(75.0%減)、経常損失1000万円(5300万円の経常利益)、当期損失1000万円(1800万円の当期利益)となった。
内航事業では、復興需要の遅れにより主要取扱品目である鋼材輸送がふるわず、売上高13億2800万円(10.0%減)、営業利益300万円(92.4%減)。
外航事業は、依然として運賃市況が回復しないなか燃料油の高騰もあって、売上高3億800万円(5.3%増)、外航船の裸傭船解除による未収傭船料の貸倒引当処理もあって、営業損失3600万円(4000万円の営業損失)だった。
港運事業では、全般的に荷動きが低迷したことから、売上高12億2300万円(9.2%減)、営業利益3800万円(44.7%減)となった。
倉庫事業では、新規荷主の発掘もあって、売上高3億300万円(10.1%増)と、神戸物流センターの合理化もあって営業利益1200万円(678.5%増)だった。
通期は、売上高135億円(4.0%増)、営業利益2億8000万円(60.6%増)、経常利益1億8000万円(113.6%増)、当期利益1億1000万円(166.9%増)を見込んでいる。