大日本印刷は8月28日、包装事業を東南アジアを中心にグローバル展開を強化するとともに国内の生産体制の再編を実施すると発表した。
競争力強化と、収益力改善のため、事業構造を抜本的に刷新するもので、7月に建設着工したベトナム工場(2013年4月竣工)に続き、既存のインドネシア工場の拡張を実施するなど、東南アジアを中心に海外の製造拠点の増強を進めていく。
国内は、全国に展開する包装事業の製造部門を再編し、最適なBCP体制の一層の推進とコスト構造の改革により、包装事業の競争力の強化を図る。
製造部門再編は、2012年10月に包装事業部直轄のグループ会社5社のうちDNPテクノパックを存続会社として、残る4社を吸収合併。
地域事業会社の包装部門は、関係する製造・生産管理・技術部門を再編して、DNPテクノパックに統合し、全国を一元的に管理する生産体制とする。
■統合後のDNPテクノパックの概要
社名:DNPテクノパック
所在地:東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
資本金:3億円
従業員数:約4000名
製造拠点:14拠点
札幌(北海道)、仙台(宮城)、泉崎(福島)、宇都宮(栃木)、狭山(埼玉)、柏(千葉)、市谷(東京)、横浜(神奈川)、守山(愛知)、中津川(岐阜)、太秦(京都)、田辺(京都)、寝屋川(大阪)、筑後(福岡)
事業内容:包装製品、機能性フィルム、包装製品の製造機器の製造・販売