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三井住友建設/物流施設向け耐震部材を開発

2012年09月11日/物流施設

三井住友建設は9月11日、物流施設向けの耐震部材として、壁の水平方向の鉄筋が柱に定着不要な鉄筋コンクリート(RC)造耐震壁構法「バーディウォール構法」を開発した。

同社のミック構法(三井住友建設式柱RC梁S混合構法)に、高い剛性・耐力を有するRC耐震壁を容易に組み込むことが可能となることで、耐震性の高さと施工スピードの速さを両立し、堅牢で経済性に優れた新構造の物流施設を提案する。

<バーディウォール構法施工例>
20120911mitui - 三井住友建設/物流施設向け耐震部材を開発

ミック構法に用いる耐震部材としてRC耐震壁に着目し、室蘭工業大学大学院くらし環境系領域の荒井康幸教授、溝口光男教授との共同研究により、壁横筋の柱への定着が不要なRC耐震壁構法「バーディウォール構法」を考案・開発し、設計法を確立した。

バーディウォール構法の採用により、壁板と柱との分割施工が容易に可能となるため、耐震性に優れた耐震壁を短工期で実現できるようになった。

同社では、バーディウォール構法を高品質・短工期・低コストを実現する構造方式のひとつとして位置付け、ミック構法を採用する物流倉庫を中心に積極的な提案する。

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